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離乳食の進め方の目安|生後5〜6か月頃から、1日1回・2回・3回の進め方と、蜂蜜・アレルギーの注意(国のガイド)

離乳食は、生後5〜6か月頃に、なめらかにすりつぶした食べ物を初めて与えることから始めます。国の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」では、離乳食は初期に1日1回、中期(7〜8か月頃)に2回、後期(9〜11か月頃)に3回とし、離乳の完了は生後12〜18か月頃とされています。月齢はあくまで目安で、子どもの様子をよく見ながら進めます。

この記事では、ガイドの内容にもとづいて、始める時期の目安、各時期の回数と固さ、避けたい食品、食物アレルギーの考え方をまとめます。個別の判断は、かかりつけの医師や自治体の窓口に相談してください。

(確認元:厚生労働省・こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」。確認日:2026年10月6日。この記事は一般的な情報で、診断や個別の指導の代わりにはなりません)

始める時期の目安

ガイドでは、離乳の開始を「なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時」としています。開始時期の発達の目安として、次のものが挙げられています。

  • 首のすわりがしっかりして、寝返りができる
  • 5秒以上座れる
  • スプーンなどを口に入れても、舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)
  • 食べ物に興味を示す

その時期は生後5〜6か月頃が適当とされていますが、発育・発達には個人差があるため、月齢は目安です。ガイドは、子どもの「食べたがっているサイン」に気づくことが大切だとしています。

離乳の開始前の子どもにとって、最適な栄養源は乳汁(母乳または育児用ミルク)で、開始前に果汁やイオン飲料を与える栄養学的な意義は認められていない、とも書かれています。

時期ごとの目安

時期 離乳食の回数 固さ・食べ方(ガイド) 母乳・育児用ミルク
初期(生後5〜6か月頃) 1日1回 飲み込むこと、舌ざわりや味に慣れることが主目的。なめらかにすりつぶした状態 授乳のリズムに沿って、欲するままに
中期(生後7〜8か月頃) 1日2回 舌でつぶせる固さ 離乳食の後に与える。ミルクは1日3回程度(母乳は欲するままに)
後期(生後9〜11か月頃) 1日3回 歯ぐきでつぶせる固さ。食欲に応じて量を増やす。手づかみ食べが始まる 離乳食の後に与える。育児用ミルクは1日2回程度
完了(生後12〜18か月頃) 食事は1日3回。必要に応じて1日1〜2回の補食 形のある食物をかみつぶせる。エネルギーや栄養素の大部分が、母乳・育児用ミルク以外から摂れる 離乳の進行・完了に応じて。完了は、母乳やミルクを飲んでいない状態を意味しない

手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育・発達にとって、積極的にさせたい行動、とされています。汚れる、時間がかかるといった理由で避けたくなるかもしれませんが、食べ物の固さや触感を体験して、自分で食べようとする行動につながります。

食品の進め方

  • 離乳の開始は、おかゆ(米)から。新しい食品は、離乳食用のスプーンで1さじずつ与え、様子をみながら量を増やす
  • 慣れてきたら、じゃがいもや人参などの野菜、果物。さらに慣れたら、豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など
  • 魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ。卵は卵黄から全卵へ。脂肪の多い肉類は少し遅らせる
  • 調味料は、離乳の開始時期は必要ない。進行に応じて使う場合は薄味に
  • 蜂蜜は、乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳を過ぎるまで与えない
  • 牛乳を飲み物として与えるのは、鉄欠乏性貧血の予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましい

食べ物による窒息を防ぐための食べさせ方は食べ物による子どもの窒息を防ぐ、食事の時の姿勢と転落の注意は離乳食期のハイチェアの選び方、バウンサーとハイチェアの違いにまとめています。

食物アレルギーについて

ガイドには、次のことが書かれています。

  • 食物アレルギーを心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、予防効果があるという科学的根拠はないため、生後5〜6か月頃から離乳を始めるよう情報提供する
  • 離乳を進める中で食物アレルギーが疑われる症状が出た場合は、自己判断で対応せず、必ず医師の診断に基づいて進める
  • 湿疹がある場合や、すでに診断がある場合、離乳開始後に発症した場合も、自己判断で対応すると状態が悪化することがあるため、医師の指示に基づいて行う

食品のパッケージの表示の見方は食物アレルギー表示の見方で説明しています。じんましん、腹痛、嘔吐、息苦しさなどが複数同時に、急に出た時は、すぐに医療機関に相談してください。

ベビーフードや幼児食への移行

ガイドのコラムでは、離乳食は手作りが好ましいものの、ベビーフードなどの加工食品を上手に使うことで、作る負担が軽くなるなら、それも一つの方法、とされています。離乳の完了後の食事は幼児食の進め方と、冷凍幼児食の使い方で、おやつの考え方は幼児のおやつの考え方で説明しています。

まとめ

  • 離乳は生後5〜6か月頃から。初期1日1回、中期2回、後期3回、完了は12〜18か月頃(目安)
  • 始めはなめらかなおかゆから、1さじずつ。調味料は必要なく、蜂蜜は1歳過ぎまで与えない
  • アレルギーが心配でも、開始を遅らせる根拠はない。症状が出たら自己判断せず医師へ